2015.04.09

連結会計

開示・連結決算

事業管理

予算管理

DivaSystem LCA

株式会社アサツー ディ・ケイ

グループ経営管理の基盤強化にDivaSystemを活用 非連結子会社を含めたグループ全社の予実管理と連結処理をシステム化してコンプライアンスの向上を実現

多様な顧客のマーケティング・広告展開を支援し、またアニメーションや実写コンテンツの制作にも幅広く携わっているアサツー ディ・ケイは、50 社以上のグループ会社を有し、顧客の事業展開に合わせて北米や欧州、アジアの各地域に事業拠点を設けている。

グループ全体の実績、予算、見込みを連結して管理し、グループ経営管理の高度化を目指した同社は、DivaSystemを中核とする業務フローを構築して、スピーディな情報活用を実現している。

  • 導入前の課題

    • 全体の2/3ほどを占めていた非連結子会社の予実管理を月次化し、グループ経営管理の強化を図る上で、データ収集や集計処理など本社の業務負担を削減する必要性が高まった。

  • 導入効果

    • DivaSystem EIGSを非連結子会社にも展開し、月次ベースの報告をオンライン化。データを直接DivaSystemに登録するプロセスを構築し、本社の業務負担を削減した。

    • グループ各社の業績の可視化、コンプライアンスの向上を実現した。

    • 実績、予算、見込みの連結処理を自動化し、連結ベースのPDCAサイクルによるグループ経営管理の基盤強化を実現した。

【導入の経緯】非連結子会社の予実管理も月次化
それに伴う業務負荷の増加をシステム化で解消したい

アサツー ディ・ケイでは、これまで全グループ会社のおよそ1/3を連結子会社として制度連結に基づく決算処理を行い、業績、予算、見込みは月次で把握していた。一方、非連結子会社はExcel(オフライン)での報告を受けていたが、2012年より非連結子会社も含めた各社の状況を把握すること、そしてグループ全体での経営管理基盤を強化することが決まり、同社ではその実現に向けて必要な対応を検討した。従来から連結決算にはDivaSystemを運用しており、そのシステム基盤を活かす形で検討を進めたという。財経本部の担当者は次のように話す。

「非連結子会社の実績や予算、見込みなども月次で把握し、経営側により精度の高い情報を出していくことが求められました。また、各社の会計業務のレベルを引き上げることも、目標の1つでした。当時、各社からの報告(データ)はExcel で作成しており、本社とのやり取りはメール(オフライン)だったので、本社側の数人の担当者が都度チェックやデータ保存など事務的な作業に大きな労力を要していたのです。数十社を対象とした業務で、これが四半期ベースから月次ベースになれば確実に負担が増えることは容易に想像できましたので、システム化で解消したいと考えました。」

【選定・導入】DivaSystem EIGSを非連結子会社にも展開
定期的な確認プロセスも構築

連結子会社のデータ収集をオンラインで行うために導入していたDivaSystem EIGS(以下EIGS)を非連結子会社にも展開するアプローチではどうかとDIVAに相談し、改めて提案を受けることになった。非連結子会社のデータも、多くがExcel で作成、収集されていたことが大きかったという。

「各社がExcel で作成しているデータを、そのままDivaSystemにコンバートしてしまえばよいのではないかと考えたのです。入力の手間もさほど変わらず、インターネットの環境があればすぐに展開できるので、EIGSが適していると判断しました。」

非連結子会社へEIGSを展開する際は、各社への直接訪問、現法長(現地法人長)が集まるエリア会議での情報発信、テレビ会議の活用など、さまざまな方法で理解を促していった。システム面で問題はなく、入力作業そのものも支障はなかったとのこと。展開を始めてから運用が落ち着くまで、およそ1年を要したという。海外の子会社は現地の担当者が入力業務を担うため、地域や人材によって対応にも若干ばらつきはあったが、順次解消してきている。

「社内の経理プロセスの違いなどで入力の時期が多少前後したり、システムへの理解度が少々違っていたりという面はありますが、そこの精度を高めていくことも重要なので、本社から定期的にテレビ会議で話しています。科目の内訳が正しいかどうかという確認も本社と現地で定期的に行う業務フローとして、対応力を高めるよう取り組んできました。」

【導入効果~今後の展開】精度向上と業務負荷削減を両立し
タイムリーな情報活用も促進、各社への監査対応も実現

非連結子会社からのデータ収集もEIGSによってオンライン化したことで、従来のメールによる対応から業務負担は大きく削減され、精度も維持しながら月次ベースの資料作成に結びついている。入力されたデータをそのまま利用できるため、転記によるダブルチェックなども不要となった。繰り返し処理の自動化も効果が高く、仮に同様の業務を手作業で行った場合に想定される所要時間と比較すると、1.5 倍から2倍ほどの短縮になると捉えられている。
DivaSystemに各社のデータが順次蓄積されることで、別のメリットも生まれている。

「本社には、子会社に対して経営や営業的なサポートを実施している部門があるのですが、以前は各社の情報をタイムリーに入手することができませんでした。今回EIGSの展開を機に、それらの部門にもDivaSystemを利用してもらうようにしたので、各社のデータを必要なときに閲覧でき、経営の方針の検討、決定、執行のスピードは確実に上がりました。」

予実管理に加えて、制度連結の業務にも活用を進めており、グループ全体のコンプライアンス向上、本社の決算業務効率化にも役立てているとのこと。

「国内の子会社では、フットノート(注記情報)もEIGSで収集していましたが、海外の子会社はExcelで作成したものを都度送ってもらっていました。今はそれらもすべてEIGS経由のやり取りにして、自動化しています。システムを開くと数字がダイレクトに見られるので、各社の株式の評価や、そのときに必要な情報をすぐ取得できるようになり、全社的に情報の流れが早くなったのも効果ですね。また、非連結子会社に対しても、監査法人の監査を行うことを当初から意図していました。コンプライアンスの向上はもちろん、本社側の最終的な期末決算業務にかかる負担も抑えられるようになっています。」

入力などのインターフェースがExcel と近似しているため、各社からも特に不満はなく、扱いやすいと評価されている。同時に、日々の運用を通して改善が必要なポイントもわかってきたとのこと。

「ユーザ側として非常に扱いやすく、覚えやすい、そしてチェックもしっかりできるのはメリットです。各社の状況や事情に応じて画面をカスタマイズすることがあるのですが、その経緯や挙動を把握できる人が限られてしまう点は解決が必要と思っています。運用時のメリットとどのように折り合いをつけていくか、検討しています。」

今回のプロジェクトでは、DIVAの適切なマネジメント、パッケージの適切な提案に助けられたとのことで、今後も業務内容や制度の変化に対応していく上で、システム改善や提案を続けてほしいと期待を見せる。

「EIGS関連プロジェクトは一区切りとして、今後に向けた体制を整えていきたいと思っています。DIVAは我々のニーズを細かなところまで汲み取って要件を整理し、的確なご提案をしていただけたので、本当に助かりました。連結会計業務に特化したシステムとして、DivaSystemをこれからももっと活用していきたいと考えているので、引き続き支援をお願いいたします。」

※取材年月 2015年4月
※文中に記載されている数値など情報は、いずれも取材時点のものです。
※本記事は当社商号が「株式会社ディーバ」当時に作成されたものです。

会社名:株式会社アサツー ディ・ケイ
設立:1956年3月19日
本社所在地:東京都港区虎ノ門1丁目23番1号 虎ノ門ヒルズ森タワー
事業内容:広告代理店業、広告制作業務など
従業員:連結 3,430人(2014年12月現在)
グループ会社数:国内23社、海外36社(持分法適用子会社を含む、2014年12月31日現在)
売上高:352,984百万円(2014年12月期)
URL:https://www.adk.jp/


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