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海外拠点ガバナンス

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海外拠点ガバナンスとは

日系企業の共通課題となるグローバル化において、海外拠点を持つ企業は親子間で常時様々な課題と向き合っております。これらの課題の多くは、距離感や言語、文化等の差からくるコミュニケーションの難しさが起因しており、対応を怠ると不正・誤謬という形として表面化し、企業のレピュテーション低下に繋がる可能性があります。これらを未然に防ぐとともに、グローバル全体でよりスピーディかつ精緻なグループ経営管理に資する業務プロセスを構築することが、結果的にガバナンス強化につながります。また、クロスボーダーでの企業買収が積極的に行われる中で、被買収企業の早期のオンボーディングを行える体制・仕組み構築を行うこともガバナンス強化の施策として重要となります。

いま何故海外拠点ガバナンスが求められているのか

近年の経済環境の急激なグローバル化・IT技術の飛躍的進歩等を背景に、我が国における事業の海外展開は継続的に推進していくことが想定されます。海外子会社の増加に伴い業務効率化の難易度が高くなっている一方、スピード感のある意思決定が求められる中、制度・管理双方における業務効率化の必要性は増しております。またグローバル化と併せてグループ会社による不正は後を絶たない状況が継続しており、増加するレピュテーションリスクへの備えが必要となっております。

海外拠点ガバナンスの目的、解決される経営課題

目的

企業のグローバル化に伴い発生する各種課題の解消による、グローバル化の円滑な推進及び企業価値向上。

解決される経営課題

- 海外子会社の増加に伴う経営管理の効率化、早期化及び可視化
- 統括会社の経営管理業務効率化、早期化
- 買収する海外子会社の財務経理業務統合(PMI)
- 海外子会社からのレポーティングの精度・スピ―ド向上やコミュニケーションの円滑化

海外拠点ガバナンスの対象領域

グローバル全体での経営管理高度化支援
- 連結子会社へ連結決算ヒアリングシートを用いて、連結決算プロセスの可視化、ボトルネックの特定、To-Beモデルの検討を行います。To-Beモデル実現の為、IT・コンサルティングでのハイブリッドソリューションを提供し、適切な連結決算プロセスの構築及び早期化を支援します。
- 各社のERPから仕訳データを連結会計システムへ連携し、連結パッケージを自動作成します。また収集した仕訳については、仕訳チェックロジックテンプレートにより、データチェックの高度化・自動化に貢献し、不正・誤謬の発生リスクを低減します。必要に応じ、公認会計士による会計処理のレビューを行い、適切な内部統制の構築及び会計処理に対するアドバイスをご提供いたします。
地域統括会社経営基盤構築支援
- 親会社の連結会計システム内にて、海外統括会社のサブ連結決算を効率化・早期化し、適切な連結決算プロセスの構築を支援します。
買収に伴う財務経理業務統合支援(PMI)
- Day1以降、必要となる様々な財務報告要件を満たす為に、Pre-PMIの段階から必要となる財務報告要件(基本方針)の検討、現状調査の実施、GAP分析、Day1における報告要件の決定・展開、オペレーションモデルの構築・実装、初回財務報告・定着まで、連結会計システム導入(オプショナル)含め包括的に支援いたします。システムを導入する事で、業務の効率化、可視化、また被買収企業の業務負荷削減に寄与します。
海外拠点サポートサービス
- 弊社システム機能に関するQAだけでなく、海外子会社の単独決算業務のご支援まで、各国の現地語* にて幅広い経理業務をご支援します。
  * 当該サービスは必要に応じて弊社とアライアンス契約しているグローバル会計事務所と連携して実施します。